まずは全身麻酔治療について知ってください
歯科治療での麻酔といえば、注射で行うもの、と思われている方がほとんどではないでしょうか。そこでこちらでは、兵庫県姫路市、森本歯科医院・全身麻酔歯科治療が、全身麻酔治療についてご紹介します。まずは全身麻酔治療とはどんなものなのか、知っていただければと思います。
全身麻酔法とは?
全身麻酔法は、医科の外科手術にも使用される麻酔法です。当院ではこれを歯科治療に用いています。
方法 | 点滴によって静脈から麻酔薬を投与します。 |
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特徴 |
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術前検査 | 胸部レントゲン、心電図、血液検査などの全身検査を行います。 |
当院の特徴 |
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全身麻酔法のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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注意事項
全身麻酔治療は、基本的に「できない治療内容」はありません。ただし安全性を考え、延期する場合はありますのでご了承ください。こちらでは、そのほかの注意事項をご案内します。
治療前
- 治療当日を含め、当日までの2週間以内に風邪・発熱など体調が悪くなった場合には、早めにご連絡ください。治療の延期をご提案させていただく場合があります。
- 食事・間食などの摂取は、固形物は6時間前まで、お水・お茶などの透明な飲み物は2時間前までとしてください(嘔吐した場合、窒息の可能性があります)。
- ご自身で車など運転して来ないでください。また可能であれば、付き添いの方とご来院ください。
- いつも飲んでいる薬(常用薬)は、通常どおり服用してください。ただし薬の種類によっては中止しないといけないものもありますので、事前にお知らせいただくとともに、主治医の指示に従ってください。
- お化粧はお控えください(ファンデーション・口紅・手足のネイルも禁止です)。
- お顔まわりのひげを剃ってきてください。
- 術前に予防接種を受ける場合は、当院へお知らせください。2~4週間開ける方が良いです。
治療後
- 治療後には、ふらつきがなくなるまで1時間程度休んでいただきます。
- 当日は車などの運転はしないでください。また、危険な仕事・責任をともなう仕事は避けてください。
- 当日は、激しい運動やアルコールの摂取は避け、ゆっくりと休んでください。
全身麻酔の危険性・偶発性・合併症について
- 2010年の日本麻酔科学会の統計では、日本国内において100万例に1例の割合で、麻酔が原因となる死亡症例があります(飛行機事故より低い頻度です)。
- チューブを入れる際に、まれに器具で歯や唇を傷つけることがあります。
- チューブの刺激が原因で、のどの痛みや声のかすれ、咳などが生じることがあります。
- 処置後に吐き気やおう吐が生じることがあります。
- 術後の入院が必要になる可能性があります(中谷病院と連携しています)。